【競輪場】伊東温泉はカントがキツいサンサンバンク!特徴を掴むと勝ちが見える!

伊東温泉競輪場 南関東の競輪場一覧

競輪は競輪場のバンクの作りや環境で勝つ選手が変わってきます。それぞれの競輪場の特性を把握してから予想に生かしていくことが必要です。

競輪を全力で楽しむには情報量と知識が大切ですので、下調べは欠かせません。競輪場のクセやバンクデータ、決まり手を理解することで万車券の確率は非常に上がります。

今回は、伊東温泉競輪場の特徴と開催されたレース、施設情報とグルメを紹介しますのでぜひ参考にしてみてください!

伊東温泉競輪場の特徴

伊東温泉競輪場
伊東温泉競輪場は静岡県伊東市にある競輪場で、伊豆急の南伊東駅から歩いて約10分のところにあります。JR伊東駅からは無料バスも出ていますのでアクセスしやすくなっています。東京からも鉄道を使って1時間半前後とアクセス良好です。

1950年の開設当初の名称は伊東競輪場でしたが、1968年7月から現在の伊東温泉競輪場という名称が使われるようになり、1998年より正式な競輪場名になりました。

伊東温泉の中にあり、周りに多くの温泉宿があることから観光地としても有名伊東温泉競輪場の特徴を紹介していきます!

333mの小廻りバンク

伊東温泉競輪場は1周333mの小廻りバンク(サンサンバンク)で、国内の333mバンクの中でも直線が長いことで有名で、カーブ終わりからゴールラインまでのみなし直線が長くカントがきついのが特徴のバンクです。

ゴール前で伸びやすく脚質によっての有利不利があまりないので、どんな戦法の選手も力を発揮しやすいコースだと言われていますが、バックストレッチからの捲りが決まりやすいので逃げ選手には少し厳しい部分もあります。しかし、積極的に駆ければ力で押し切れるので、タイミングさえ見誤らなければ不利ではありません。

ゴール前での白熱した戦いが魅力で、それを目的として観に来るファンも多くいます。

立地的に高台に位置する伊東温泉競輪場ですが、崖を切り崩して造成されたため周りを丘に囲まれているのでバンクに風が入り込みにくく、風の影響を受けにくくなっています。一般的に風の影響が大きく出る競輪ですが、伊東温泉競輪場ではあまり気にする必要はなさそうです。

伊東温泉競輪場のバンクデータは以下の通りです。

  • みなし直線距離46.6m
  • センター部路面傾斜34゜41´9″
  • 直線部路面傾斜3゜26´1″
  • ホーム幅員11.0m
  • バック幅員9.3m
  • センター幅員7.8m

一般的な333mバンクのみなし直線は36~38mですので、10mほど長いということになります。これは、400mの周長と同じくらいの長さです。

さらにカントの最大傾斜は34゜41´9″と非常にきつくなっていて、これは全国43ヶ所の競輪場の中でも2番目のキツさ。追い込み脚質の選手が先行している選手の後方から勢いをつけて追い抜きやすい作りになっています。

カントの傾斜がキツければ、後方の選手はそれを利用して加速することができるので番手や3番手が大きく有利になってきます。

伊東温泉競輪場の決まり手

バンクの特徴を掴んだところで次に気になるのは決まり手です。それでは、伊東温泉競輪場の決まり手グラフはどのようになっているのでしょうか。

  • 1着逃げ 23%
  • 1着捲り 28%
  • 1着差し 49%
  • 2着逃げ 20%
  • 2着捲り 15%
  • 2着差し 23%
  • 2着マーク 42%

直線が長いこともあって1着では差しの割合が約半数を占めています。捲りと差しの追い込み型の選手が77%の確率を占めているということは、伊東温泉競輪場の特徴がよく現れている結果です。

逃げの決まり手もゼロではないものの、先行逃げの選手はあまり期待できそうにありませんので、予想するなら出走する選手の特徴をよく調べ、ラインを予想することが大切になってきます。
先行選手が出走するレースなら、その選手を軸にして追い込み型の選手がいるかどうかを確認しておきましょう。

伊東温泉競輪場開催の代表的なレース

伊東温泉競輪場
伊東温泉競輪場ではさまざまなレースが開催されています。その中でも代表的な記念競輪(GⅢ)と特別競輪を紹介していきます!

椿賞争奪戦

かつては椿の咲く2月下旬から3月にかけて開催されるのが通例のレースでしたが、ここ数年は主に12月に時期を変えて開催されています。

開催2日目に行われるシード優秀競輪は、湯の町伊東にちなんで、いで湯賞という名称で行われています。

現在では椿賞争奪戦記念プレゼントキャンペーンなどもやっていますので、レースの他でも楽しむことができます。

ふるさとダービー

1999年には、ふるさとダービー(GⅡ)が開催されました。ふるさとダービーは、地方都市にある競輪場の活性化を図ったレースで、特別競輪に匹敵するビッグレースを開催することを目指して1989年から2008年まで行われていたレースです。

東西王座戦

2002年と2006年には東西王座戦(GⅡ)が開催され、伊東温泉競輪場は第一回目の東日本開催場になりました。

開催が開始した2002年から2006年までは東王座戦と西王座戦に分けられてそれぞれ別の競輪場において4日間制で開催されていました。2007年からは2つの競輪場での別々の開催から1競輪場での3日間の開催となり、王座戦上位3着までの選手は高松宮記念杯競輪の特選シード(青龍賞・白虎賞)を得ることができました。

なお、特別競輪開催見直しにによって2012年の開催を持って東西王座戦は廃止されました。

ナイター競輪

ナイター競輪の開催に向けて施設を改修した伊東温泉競輪場では、2014年12月2日からミカリンナイトレースとして2015年2月までのFⅡ4開催でナイター競輪を実施しました。

2019年からはナイター設備を活用したミッドナイト競輪を全国で18番目に開始し、初開催の2月13日からの3日間では約4億4千万円を売り上げて採算ラインの4億円を上回りました

伊東温泉競輪場の施設情報

伊東温泉競輪場
伊東温泉競輪場では、選手によるファンサービスなどイベントなどもたくさんやっています。では、伊東温泉競輪場はどんな競輪場なのかを紹介していきます!

広々とした印象の観覧席

伊東温泉競輪場の会場自体への入場は無料ですが、特別観覧席は入場料1000円(場外開催時は200円)となっています。

特観席は1種類で、ロイヤル席やボックス席はなく2席で1組になっているタイプです。席の上はすっきりとしていて全体をよく見渡せて、座席の足を延ばす部分は見た目よりも狭さを感じません。

席からはレース中の選手の姿もはっきりと捉えることができ、席の上部に設置されているモニターで着順なども確認することができます。

メニューが豊富な売店

伊東温泉競輪場には、メインスタンド付近に4店舗の店があり、ラーメン(520円)やソース焼きそば(420円)、サバの味噌煮定食(520円)など、手ごろなお値段でお腹を満たせるメニューが揃っています。競馬場らしい物が食べたい!という方に向いています。

中には酢漬けのタコ(250円)なんてメニューもあり、串に刺さったタコはしっかりとした歯応えでおつまみにもぴったりです。珍味系の食べ物が好きな方におすすめです。

さらに、売店に売っているお赤飯や今川焼きは、伊東温泉菓子処の岡の梅家という和菓子屋さんが作っているもので、さすが和菓子屋さんが作ったお赤飯だなと感じるもちもちの食感がとても美味しいです。

ちなみに1月10日は伊東の日で飲食全品半額になりますので、伊東温泉競輪場へ行った時にはぜひ食べてみてください。

まとめ

伊東温泉競輪場の特徴と開催されたレース、施設情報とグルメを紹介しました!

通常333mバンクでは先行有利と言われることが多いですが、直線距離が長い伊東温泉競輪場はちょっと違う予想が必要になってきます。

しかし、カントがキツくみなし直線が長いというはっきりとした特徴があるので、レース展開や決まり手なども過去のデータの通りになることも多く予想はしやすいバンクだと言えます。バンクの特性と選手の脚質を照らし合わせて予想すると1着を当てやすいです。

伊東温泉競輪場でのレースで勝ちたい方はぜひ参考にしてみてください!