【競輪場】武雄は400mバンクの中で最も長いみなし直線が特徴!高配当を狙えるバンクを徹底解剖!

武雄競輪場 九州の競輪場一覧

武雄競輪場で車券の予想をする時に必要な情報をご存知ですか?競輪場にはそれぞれのバンクに特徴があり、周長やカントに差があってレースを走る選手にも得意な競輪場と不得意な競輪場があったりします。

小さなことでもその特徴を知っておくと車券の買い方や回収率に変化が生まれてくるので、競輪で予想をするときには知っておいた方が良い情報です。

データを参考にして武雄競輪場のクセを見抜くことで高配当を獲得できるようにしっかりと予習しておきましょう!

今回は、高配当が出やすいと噂の武雄競輪場の特徴と主な開催レース、施設情報を紹介します!

武雄競輪場の特徴

武雄競輪場
武雄競輪場は佐賀県武雄市にある競輪場で、競輪開催日には佐賀駅から無料直行バス(佐賀祐徳バス)が出ているのでアクセスも良好です。

1950年に開設された武雄競輪場は地盤の変動による損傷が激しいために基礎部分からの改修が必要となりました。2015年10月から競輪場内の改修を始め、2016年の10月15日のリニューアルオープンまで本場開催は休止となりました。

この改修に合わせて命名券が導入されることとなり、オッズパークと5年の契約で”オッズパーク武雄”という愛称が使われることになりました。この契約では、金銭授受ではなくファンサービス用の景品や広報用の情報媒体の提供を受けています。

そんな武雄競輪場での予想に役立つバンクの特徴を紹介します!

400mバンクで最も長いみなし直線

武雄競輪場は全国に30ヶ所ある400mバンクの中でみなし直線が最も長い64.4mとなっています。そのため、最後の直線で2転3転することがよくみられるので、まったく予想もしていなかった車番が絡んで高配当になりやすいバンクです。いわゆる交わしの交わしなどが出やすいと言われています。

3コーナーは魔の3コーナーと選手から呼ばれていて、バックの直線の長さを利用した捲り合戦になることもありますが、逆に2センターより先はよく伸びて、捲り追い込みや武雄名物のロング追い込みなどがみられるポイントにもなっています。

元競輪選手で現在解説を務めている佐々木昭彦氏は、クセがなくて走りやすい走路で直線が長いためよほど後ろに置かれない限りはチャンスがある、と言っています。

武雄競輪場のバンクデータは以下の通りです。

  • 見なし直線距離 64.4m
  • センター部路面傾斜 32゜0´19″
  • 直線部路面傾斜 2゜17´26″
  • ホーム幅員 9.7m
  • バック幅員 8.7m
  • センター幅員 7.4m

もともと走路にはクセらしいクセがなく、地元の選手たちは、改修前と大きな差はないがホームは建物がなくなった影響で追い風になったと言っています。

センター部分の路面傾斜は32度ときつくなっていて、車体が外へ流れにくく改修後の追い風の影響もあって走りやすさがさらに向上しました。

武雄競輪場の決まり手

決まり手においても64mもある長い直線の影響がよく出ています。

武雄競輪場の決まり手は以下の通りです。

  • 1着逃げ 26%
  • 1着捲り 33%
  • 1着差し 41%
  • 2着逃げ 16%
  • 2着捲り 17%
  • 2着差し 31%
  • 2着マーク 36%

1着の決まり手は約半数が差しが占めています。400mバンクの平均的な数値と比べると逃げや捲りなどの先行型の選手よりもラインの番手などの差しの選手の方が良い結果を出しています。最後の直線が長ければ長いほど逃げの選手は体力的にもきつくなってくるのでこれだけ長い直線だとラインから外れて最後に差すというのはあまり難しいことではないということです。

2着は差しが優勢になり、マークは他の競輪場と比べると少し数字を落としています。ラインを組んでいてマークが決まり手になるのは、逃げや捲りがあってこそなので、逃げや捲りが少なければ自然とマークが決まり手になることが減っていくということになります。

ということは武雄競輪場の場合、追のラインで体力がある番手選手に注目して車券を買えば良いということになります。

武雄競輪場の主な開催レース

武雄競輪場はGⅠレースの開催実績はないですが、さまざまなレースが開催されている人気の競輪場です。どのようなレースが行われているのか、主な開催レースを紹介します!

大楠賞争奪戦(GⅢ)

武雄競輪場の記念競輪として毎年4月に開催されている大楠賞争奪戦は、ひときわ賑わいを見せるレースです。S級選手のうち108名が斡旋され、特に規定はないものの武雄競輪場をホームバンクとする選手が多く出場する傾向にあります。

井上茂徳杯(FⅠ)

武雄競輪場をホームバンクとしていた井上茂徳の功績を称えたレースで、年に1度開催されています。KEIRINグランプリを3度制するなど通算成績1626戦653勝、優勝回数154回という成績を残し、競輪道を重んじる選手としてファンの信頼も厚い選手でした。

佐々木昭彦杯

九州勢の中核として活躍し、同じ九州出身の中野浩一が天才、井上重徳が鬼脚の異名を持つことに対し闘将、または第三の男と呼ばれた佐々木昭彦の功績を称えたレース

地元武雄競輪場で開催されていたS級シリーズである”闘将Sに挑んだ強者達”を経て2012年から改めて開催されることとなりました。

共同通信社杯競輪(GⅡ)

共同通信社杯競輪は、2016年以降毎年9月に開催されているGⅡレースで、母体は1988年10月18日の平塚競輪場で行われた一発勝負のルビーカップがスタートとされています。

2009年度からは前年度限りで廃止されたふるさとダービーに代わるものとして年2回開催され、伸び盛りの若手が多数出場して上位クラスの選手との真剣勝負が期待されました

その後、2012年から再び年1回開催に戻り、さらに特別競輪開催の見直しによって2016年より9月開催となり現在に至ります。

武雄競輪場では、2017年に開催されました。(2011年には共同通信社杯春一番が行われた)

武雄競輪場の施設情報

武雄競輪場
武雄競輪場は、夢と緑のファミリーレジャーというスローガンを掲げてきた競輪場で、2016年にリニューアルオープンし、メインスタンドをコンパクト化して改築して走路も基礎から全面改修されています。

また、ミッドナイト競輪の開催も視野に入れてナイター照明設備の設置も行われました。綺麗な施設の周辺は芝になっており、女性も入りやすい環境になっています。

ミニBMXコースを備えた競輪場公園や子供図書館などがある武雄競輪場の施設内はいったいどのようになっているのかを紹介します!

時代の流れに即した快適な空間が広がる1階新スタンドが魅力

新施設となったスタンドは、これまでのお客様スペースを約3分の1にコンパクト化して全館冷暖房完備の快適空間が広がっています。

場内の映像をHD化してより鮮明な映像を楽しむことができ、4場併売を可能にするなどお客さんのことを考えた設備となっています。

一階の一般席には80型の大型液晶モニターを2台設置し、室内でもレースをたっぷりと楽しめる作りになっています。しかも、1階の屋内スタンドにはデスク付きチェアーを設置してゆっくりと車券を買うことができるようになっています。

2階は優雅にくつろいで観戦できる空間

2階のロイヤルスペースにはロイヤル席とロイヤルボックスが設置してあり、座り心地の良いシングルシートに座り、専用液晶モニターでレースを観戦することができます。

定員8名のロイヤルボックスはソファーセットとシングルシートを兼ね備えているので、仲間同士でワイワイ楽しく観戦できるスペースです。

そして屋外には間近でレースを観戦することができるベンチスペースや芝生スペースが造られていて、家族連れが気軽に来場できるような芝生の公園に遊具が設置されています。子供達が自転車で遊べるスペースも造られています。授乳室なども完備されているので、お母さんにも嬉しい施設となっています。

まとめ

武雄競輪場の特徴と主な開催レース、施設情報を紹介しましたがいかがでしたか?

最大の特徴でもある長い直線での攻防に注目が集まる武雄競輪場ですが、データをしっかりと見て情報を収集して予想を組み立てると良いです。

武雄競輪場ではグレードの高いレースの場合逃げは残りにくく、F2でも逃げが全く走らない時があるので、そのような点にも注目してぜひ予想に生かしてみてください。