【競輪場】立川の直線距離は全国有数の長さ!差しが有利なバンクが特徴

立川競輪場 競輪・競輪場

東京都立川市曙町にある競輪場である、立川競輪場は、1951年に設立された最も集客力のある競輪場です。

東京を代表する競輪場として知られ、KEIRINグランプリ発祥の地としても有名です。

また、施設内に誰でも自由に入れる公園があったり、グルメスポットも豊富なので、競輪を知らない人でも楽しめる施設。

今回は、そんな立川競輪場の特徴、過去レース結果、グルメなど施設情報をご紹介します。

立川競輪場の特徴

立川競輪場

後楽園競輪場が休止されてからは、東京を代表する競輪場として有名になった立川競輪場。

KEIRINグランプリは通産21回開催されていて、集客力も非常に高い競輪場です。

競輪場のバンクは全部で3種類あり、333m、400m、500mと、そのバンクごとに特徴も異なります。

立川競輪場のバンクは400mバンクで、そのバンクの様々な特徴からレースを予想することができます。

そんな立川競輪場のバンクデータや決まり手データから、レースを予想するコツまでをご紹介します。

全国有数の長距離直線

立川競輪場の直線は、全国でも有数の長さとなっていて、更にレムニスケート曲線と呼ばれる曲線を採用していることもあり、苦戦する選手が多いと言われています。

レムニスケート曲線とは、コーナーのカーブが急になる作りで、直線に入る直前に外に振られるので、膨れてしまう選手が多いというバンク。

以下では、立川競輪場のバンクデータをご紹介します。

  • みなし直線距離 58.0m
  • センター部路面傾斜 31°13′6″
  • 直線部路面傾斜 2°17′27″
  • ホーム増員 9.7m
  • バック増員 8.7m
  • センター増員 7.7m

構造上、外がよく伸びるので基本的に追い込みが有利とされていますが、先行型も仕掛けが遅くなるので、自分のペースに持ち込んでいくことが可能。

この立川競輪場の58mの直線は、実際レースに出ている選手からは「58mよりも少し長く感じる」と言われるほど選手にとっては長い直線。

また、平成28年の第4コーナー側のスタンド取り壊しによって、第4コーナーからバックスタンドへ抜ける風が強くったとの声も。バックスタンドに当たった風が跳ね返り、バックストレッチで横風を受けることもあります。

立川競輪場の決まり手データ

立川競輪場での決まり手は、後ろから差してきた選手とその選手をマークしていた選手で決着するパターンが多くあります。

以下、立川競輪場の決まり手データをご紹介します。

  • 1着 逃げ20%
  • 1着 捲り36%
  • 1着 差し44%
  • 2着 逃げ17%
  • 2着 捲り18%
  • 2着 差し29%
  • 2着 マーク36%

直線の長さを活かしたレース展開をする選手が多く、差しでの決着が多いという数値です。

数値として、逃げの数字が20%と標準的ですが、以前は20%以下だったことを考えると、平成28年以降の工事による風の影響で、番手選手にも横風が吹き、逃げの確立も少し上がっているということも考えられます。

また、前途したようにバンクの特徴として、レムニスケート曲線でカーブが急なので、差しにいく選手もコース取りをしっかりする必要があります。

立川競輪場では、ラストの足が残っていてコース取りがうまい、追い込み型の選手が有利ということになります。

レース前に、番手の選手を確認して、立川競輪場が得意な選手ならその選手は押さえるのがおすすめです。

立川競輪場の過去レース結果

立川競輪場

立川競輪場はKEIRINグランプリ発祥の地として知られ、KEIRINグランプリはこの競輪場で行われることが多数あります。

また、記念競輪としては鳳凰賞典レースが、毎年年明けに開催されていて、初日の特選競争は初夢賞と名付けられています。

そこで、2020年の鳳凰賞典レースと、2019年のKEIRINグランプリの決勝結果をご紹介します。

2020年1月7日 鳳凰賞典レース 決勝結果

2020年1月7日に行われた、鳳凰賞典レース決勝の結果は以下になります。

  • 1着 車番2 清水裕友 級班SS 決まり手「捲り」
  • 2着 車番1 平原康多 級班SS 決まり手「差し」
  • 3着 車番8 河村雅章 級班S2

後ろ攻めとなった佐々木がアクションを起こすと、その動きに反応して平原も上昇。

平原が、切った上をいった佐々木は、スピードを一気に上げて、平原が中団、吉田が7番手で打鐘を迎える。

そこから佐々木が全力で踏むが、清水が車間をあけてけん制しつつ別線の動向を警戒。

清水が2コーナー過ぎから番手捲りを敢行し、平原が4コーナーから直線に入って猛然と迫ってくるも、清水が最後まで踏み切って大会連覇を達成したレース。

2019年12月30日 KEIRINグランプリ2019 決勝結果

2019年12月30日に行われたKEIRINグランプリ2019の決勝結果は以下になります。

  • 1着 車番4 佐藤慎太郎 級班SS 決まり手「差し」
  • 2着 車番3 脇本雄太  級班SS 決まり手「逃げ」
  • 3着 車番8 平原康多  級班SS

打鐘で7番手の脇本が上昇し、誘導と車間を空けていた新田がそれに合わせて踏み込みます。

最終ホームで脇本が新田を叩くが、村上が1センターで捌かれ、逃げる脇本の後ろに福島勢が踏み込み。

佐藤は内を突いて中割りし、最後は粘り込む脇本をハンドル投げでとらえたレース。

立川競輪場の魅力

立川競輪場

立川競輪場は、立川駅から徒歩15分と、比較的通いやすい距離にあり、競輪以外にも、グルメや自然を感じることができる公園があるので、ファミリーやカップルで訪れるのもおすすめの場所です。

そんな立川競輪場の、グルメや施設情報をご紹介します。

選べるグルメ

立川競輪場は、入場者数が多いこともありグルメスポットが豊富。

レースが開催されている日はもちろんのこと、全国の競輪場でレースがある日も食堂は開いていて、ランチに行くだけ、というような利用方法もできる場所です。

立川競輪場の食堂や売店は以下です。

  • 定食・麺類 六号亭食堂
  • 全国ご当地ラーメン 468(ヨーロッパ)
  • ピザ&串揚げ ふらんこ
  • 特別観覧席売店
  • カレーライス・丼もの・麺類 こぶし亭

六号亭食堂には、食堂らしく日替わり500円ランチがあったり、さば味噌定食やアジフライ定食などの定食メニューが。更にミートソーススパゲティ、カレー、ラーメン、うどん、そばなど幅広いラインナップで食事を楽しむことができます。

468(ヨーロッパ)は、競輪用語で4番車、6番車、8番車に弱い選手が割り振られることを差しますが、その468(ヨーロッパ)から来ている名前。

こちらのお店は、全国の袋入り即席めんを調理してくれるという斬新なお店で、全国各地の即席めんが展示されていたりと、店内を見ているだけでも楽しい空間。

KEIRINグランプリや鳳凰賞典レースが開催されるときは、更にケータリングカーが登場したりと、もっとグルメを楽しめるのでおすすめです。

季節を感じることができる「市民の丘」

立川競輪場には、気軽に競輪場を見ることが出きる公園が施設内にあります。

開門時間は、4月~9月は9:00~18:00、10月~3月は9:00~17:00となっていて、誰でも自由に入ることができます。

小高い丘に登ると、そこから競輪場を一望することができ、更に練習風景も見ることができます。

「競輪場に入るのはちょっと勇気がいるけど、興味がある」という人でも、緑や桜を楽しみながら、競輪場に触れることができるスポットです。

まとめ

立川競輪場の特徴や過去レース、おすすめグルメや施設情報をご紹介しました。

バンクの特徴を知ることで、予想に活かすことができ、的中率・回収率を上げることができます。

立川競輪場は競輪を楽しむ以外にも、自然を感じることができる公園や、絶品グルメが有名です。

是非、今回ご紹介した内容を参考に、立川競輪場に立ち寄ってみて下さいね。