【競輪場】西武園でバンク特徴からレースを予想するには?絶品グルメも紹介!

西武園競輪場 競輪・競輪場

1950年に開設された西武園競輪場は、埼玉県所沢市にあり、客席は全て屋根で覆われているので、雨に濡れずに観戦することができます。

また、西武線西武園駅から徒歩1分と、アクセスしやすい立地も嬉しいポイントです。

2020年は、コロナウィルスの影響で中止となりましたが、毎年4月下旬に、記念競輪ゴールド・ウィング賞が開催されます。

ミッドナイト競輪も行われているので、インターネットを通じて夜間の競輪を楽しむこともできます。

今回は、そんな西武園競輪場の特徴、過去レース結果、おすすめグルメやミッドナイト競輪についてをご紹介します。

西武園競輪場の特徴

西武園競輪場

1950年開設当初は、村山競輪場として開設されましたが、1954年に西武鉄道が、競輪場周辺の開発を進め、西武園遊園地などを建設したことから、名称が西武園競輪場に変更されました。

そんな西武園競輪場のバンクの特徴や決まり手データをご紹介します。

周長400mの標準バンク

施設改修工事前は、500mバンクだった西武園競輪場ですが、1994年に400mバンクへと改修されました。

以下が西武園競輪場のバンクデータです。

  • みなし直線距離 47.6m
  • センター部路面傾斜 29°26′54″
  • 直線部路面傾斜 2°51′45″
  • ホーム増員 11.0m
  • バック増員 10.0m
  • センター増員 7.5m

以前のバンクを基にしているため、カント(傾斜)が緩く、直線が短いことから、333mバンクと同じような性質を持つバンクとして知られています。

直線距離は47.6mと、日本一長い熊本の69.5mと比べても短いことがわかります。

カント(傾斜)は29°で、他の400mバンクの会場の平均が大体31°なので、400mバンクにしては緩い傾斜となっています。

また、建物全体が高い位置から全周囲でバンクを包む、一体型建築構造となっていて、走路の内側が数m大きく窪んでいるので、風が内側に落ち込みやすいという特徴があります。

1角過ぎの先手ラインが有利と言われていて、捲りが出にくいと言われていますが、冬は冷え込みが厳しく、多方向からの強風にあおられやすいという特徴もあるので、先手がダメージをうけやすいという特徴もあります。

他の会場に比べて「逃げ」の確率が高い

直線が短いため、逃げた選手の逃げ切りが多いというのが特徴で、競りや捲りが不利になります。

以下が決まり手データです。

  • 1着 逃げ29%
  • 1着 捲り33%
  • 1着 差し38%
  • 2着 逃げ19%
  • 2着 捲り13%
  • 2着 差し24%
  • 2着 マーク44%

逃げが29%は、他の競輪場と比べると高い数値で、同じ関東圏の400mバンクである他会場と比べてみるとその数値の高さがわかります。

  • 取手 21%
  • 京王閣 20%
  • 立川 20%
  • 川崎 23%
  • 平塚 21%
  • 静岡 23%

このデータからわかるように、逃げラインの車券の的中率が高くなります。そのため、逃げライン番手から逃げライン3番手の車券を押さえた方が良いと言えます。

更に、競りも有効なので、自在選手がいれば2着や3着で狙うという買い方もおすすめです。

逆に、番手からの差しや捲りは決まりにくく、回収率が低くなってしまうので注意が必要です。

ゴールド・ウィング賞 過去レース結果

西武園競輪場

開設から特別競輪が多数開催されている西武園競輪場では、1998年に日本選手権競輪、2004年にオールスター競輪、2008年に読売新聞社杯日本選抜競輪が開催されています。

記念競輪はゴールド・ウィング賞が毎年4月に開催されていますが、2020年は新型コロナウィルスの影響で中止となっています。

開催日にはスピードくじやキッズコーナー、お菓子の先着サービス、サンバステージなど、家族で行っても楽しめるようなイベントが多数行われています。

そんなゴールド・ウィング賞、2019年、2018年の決勝レース結果をご紹介します。

2019年8月4日 ゴールド・ウィング賞 決勝レース結果

2019年8月4日に開催されたゴールド・ウィング賞決勝レースの結果は以下のようになっています。

  • 1着 車番1 平原康多  級班SS 決まり手「捲り」
  • 2着 車番3 佐藤慎太郎 級班S1 決まり手「マーク」
  • 3着 車番5 和田圭   級班S1

残り3周で和田が上昇し、前受けの小林と並走しますが、残り2周手前の4コーナーで和田と接触した小林は落車。

その後平原が山賀の横で粘り、和田が打鐘4コーナーで一気にペースを上げるも、1センターで平原が山賀を捌き番手に着く。

平原は3コーナーからの捲りを決めて、9年振りの当初記念制覇で、通算20回目の記念優勝を果たしました。

2018年4月22日 ゴールド・ウィング賞 決勝レース結果

2018年4月22日に開催されたゴールド・ウィング賞決勝レースの結果は以下のようになっています。

  • 1着 車番4 和田圭   級班S1 決まり手「差し」
  • 2着 車番7 井上昌己  級班S1 決まり手「差し」
  • 3着 車番6 新山響平  級班S1

新山に蓋をした三谷が、打鐘で前に出ると、新山が平原と被る前に抜け出し2センターで主導権を握る。

三谷は中団を確保していたが、捲ってきた浅井に合わせて踏み上げるもいまひとつ車は進まず。

新山が4コーナーを先頭で回るが、北日本3番手の和田が直線で鋭く伸び、激戦の末記念初優勝を獲得。

このレースでは3連単が555,710円と、超大型配当になりました。

西武園競輪場の楽しみ方

西武園競輪場

屋根のある施設内で、観戦者が雨を気にせず過ごすことができる西武園競輪場。

1994年に施設が本格的に改修されて、より清潔感溢れる快適な空間となっています。

そんな西武園競輪場をもっと楽しむグルメ情報と、ミッドナイト競輪情報をご紹介します。

特別観覧席でバンクを眺めながらの食事が楽しめる

西武園競輪場には、2つのレストランと2つの軽食スナックがあります。

  • レストランサイクル(特別観覧席内)
  • 1Fコンコース西 スナック
  • 1Fコンコース東 スナック
  • レストラン むさしの(第2コーナー)

レストランむさしのでは、日替わりランチが750円、もつ煮が450円、カツカレーが750円など、競輪場で鉄板と言えるグルメから麺類やおつまみまで幅広く選ぶことができます。

レストランサイクルは、特別観覧席にあるお店で、カウンターの席でバンクを眺めながら食事をすることができるのが魅力。

日替わりランチ800円、カレーライス500円などリーズナブルな食事の他に、本場日替わりランチ1,000円という本格的なメニューも。

定食系をガッツリ食べても良いし、単品のおつまみとお酒を片手にレースの観戦をすることも可能。

ミッドナイト競輪が楽しめる

ミッドナイト競輪とは、21時から23時過ぎの時間帯に無観客で開催される競輪のことで、競輪場及び一部の場外車券売り場を除き、車券販売を行っていません。

一般来場者の入場も行わないので、電話かインターネット投票で楽しむことになります。

レースは、KEIRIN.JPと、スピードチャンネル(CS放送)、ニコニコ生放送(無料放送)で見ることができます。

7車立てで行われるレースで、通常の競輪よりも予想しやすいのが特徴です。

また、GambooBETに入会すれば、パソコンやスマートフォンで簡単に投票ができます。

まとめ

西武園競輪場の特徴、過去レース結果、グルメ情報やミッドナイト競輪についてご紹介しました。

西武園競輪場は、屋根のある施設内でレースを観覧することができるのが特徴。

バンクは400mと標準ですが、カントが緩く直線が短いので、逃げの確率が高く捲りが出にくいバンクです。

このバンクの特徴を理解して予想を立てることで、的中率が上がります。

また、レストラン内のメニューの豊富さも魅力です。競輪場に足を運んだ際には、是非競輪場グルメを楽しんでみて下さいね。