【競輪場】平塚「湘南バンク」は差しが有利!クセがなく軽い走路の予想の仕方と施設情報を紹介

平塚競輪場 南関東の競輪場一覧

競輪で予想をするときに競輪場の特徴と決まり手などをプラスすると、なぜレースが荒れたのか、なぜあの選手が勝ったのかなどが自然と見えてくるようになってきます。

平塚競輪場は400mバンクですので突出した特徴はありませんが、特徴のない競輪場でも選手が力を発揮できるかどうかはそれぞれの競輪場で違ってきます。

選手の脚質や競輪場との相性など、たくさんありすぎて簡単に整理できるものではありませんが、競輪場の特徴を把握しておくだけでも車券の買い方や回収率に差が出てきます。

今回は、平塚競輪場の特徴と代表的なレース、そして施設情報とグルメを紹介します!

平塚競輪場の特徴

平塚競輪場
平塚競輪場は神奈川県平塚市にある競輪場で通称は湘南バンク(SHONAN BANK)です。JR平塚駅から歩いて15分ですが、無料送迎バスも随時出ていて約5分で到着するので気軽に足を運ぶことができます。

1950年に開設されましたが、2017年6月にメインスタンドの大改修が完了し、全面改修した綺麗なバンクとして大きく生まれ変わりました。

バンク内に競輪場としては珍しくDJブースを設けてあり、選手入場や車券発売中に流れるバックミュージックなどを担当しています。

それでは、競輪グランプリの開催場としても広く知られ、若者やファミリー層で賑わう競輪場である平塚競輪場の特徴を紹介していきます!

選手の実力通りに展開が決まる古典的なバンク

平塚競輪場は競輪場の中でも最も多い1周が400mのバンクです。カントもみなし直線の長さも標準的でクセがなく軽くて綺麗な走路です。

ゴール前で伸びるようなコースでもなく、典型的なので選手の実力通りにレース展開が決まることの多い競輪場です。

しかし、一つ注意したいのが湿度によるバンクのコンディションです。相模川やバンク内にある池による湿度や昼夜の温度差、そして舗装が頻繁に塗り直されることでバンクの重さが変動する要因が非常に多いため注意が必要です。

さらに近くに海があるので、海風が皮を経由して入り込んでくるために風向きが安定しません。しかし、2センターから内側に切り込んで外に車を持ち出すと伸びるという選手もいるため、平塚競輪場を得意とする選手を知ることも大切です。

平塚競輪場のバンクデータは以下の通りです。

  • みなし直線距離 54.2m
  • センター部路面傾斜 31゜28´37″
  • 直線部路面傾斜 3゜26´1″
  • ホーム幅員 11.0m
  • バック幅員 9.3m
  • センター幅員 7.5m

平塚競輪場は標準的な400mバンクで、4コーナー出口から決勝線までのみなし直線はやや長めの54.2mです。この場合、先行選手より追い込み選手の活躍のようが目立つことが多く、平塚競輪場も他の競輪場と比べると先行選手がやや苦戦する傾向にあります。

平塚競輪場のカントは平均的なキツさなので、先行と捲りに有利不利があまりありません。このことからも先行選手が少々苦戦するバンクになっています。

平塚競輪場の決まり手

平塚競輪場の決まり手としては差しが多く、意外と逃げも多いので、2着には差しやマークの選手が残る印象が強いです。

平塚競輪場のバンクは基本的には軽いと言われているので、スピードに乗りやすく捲りも決まりやすくなっています。

平塚競輪場の決まり手は以下の通りです。

  • 1着逃げ 19%
  • 1着捲り 36%
  • 1着差し 45%
  • 2着逃げ 17%
  • 2着捲り 14%
  • 2着差し 31%
  • 2着マーク 38%

これまでの特徴を踏まえると、平塚競輪場で狙っていきたいのはスプリントタイプでダッシュ力があり捲りが得意な選手です。一瞬のスピードで出切ってしまえば良い結果になるからです。

そしてやはりバンクの軽さが影響してきます。踏み出しが軽いとスピードに乗り、マークする選手が千切れる可能性が高くなってしまうのでマークする選手がうまく追走できるかも重要な判断基準です。

平塚競輪場では選手の脚質と実力、当日の組み合わせを踏まえて予想を組み立てていきましょう。

平塚競輪場の代表的なレース

平塚競輪場
平塚競輪場では特別競輪も数多く開催されていますが代表的なレースを紹介していきます。

湘南ダービー(G3)

競輪場の開設を記念して各競輪場で毎年一度行われている記念競輪ですが、平塚競輪場では湘南ダービーという名称で行われています。

平塚競輪場をホームバンクとしている選手が多数斡旋される傾向にあります。各地区から各1名ずつS級選手が出場し合計7名で競うS級企画レースも開催されます。

KEIRINグランプリ

毎年12月30日に行われるGPレース。このレースは通常のトーナメント方式ではなく条件をクリアした選ばれし9名のS級選手によって繰り広げられる1レースのみの1発勝負です。

優勝賞金は1億円超で、競輪のグレード制におけるGⅠより格の高いGPで競輪界最上位のレースと位置付けられています。

平塚競輪場では、1987年・1992年・2001年・2008年・2011年・2017年に開催されています。

日本選手権競輪

毎年4月下旬から5月上旬ごろの6日間に渡って開催されるGⅠレース。歴史、正賞として授与される内閣総理大臣杯などの各賞、名誉、賞金額としてはGⅠレースの中で最高の格式を誇るレースです。

平塚競輪場では、1986年・1990年・2003年・2007年・2018年に開催されています。

平塚競輪場の施設情報

平塚競輪場
大きなレースもたくさん行われている平塚競輪場は若者や家族連れも多く来場するテーマパークのような雰囲気の競輪場です。

外観からワクワクするような海外の遊園地風の雰囲気も漂う湘南バンクの施設情報を紹介します!

清潔感のある場内

平塚競輪場は、イメージ戦略やイベントによる集客が得意で、特別なレースでは来場者が驚くくらい客層や雰囲気がガラッと変わります。綺麗なアーケードを潜った際に、その日のレースに出る選手やデータが書いてある紙をもらえるのでこれは絶対貰った方が良いです。

2017年に新スタンドが完成した場内は清潔感があります。1階と2階には無料で利用可能なスペースが設けられていて遠くからでもレースの映像がよく見える大きなスクリーンが設置されています。

1階には総合案内所や手荷物預かり所や売店などがあり、2階からは外のスタンドに出ることができるのでゴールを間近で観戦できるポイントとなっています。

そしてメインスタンドの3階には特別観覧席が全516席設けられていて、2人で1卓のペアシートになっているのでデートなどで利用するときにおすすめです。ロイヤルルームは全24席で、専門誌や食事、ドリンクお茶菓子などアメニティが充実していることに加えて、専用コンシェルジュによる各種サービスなども受けることができます。

そして屋根付きの広々とした屋外エリアでは、雨天時も安心して観戦できる大きなオーロラビジョンがあります。イベントやトークショーなども頻繁に行われているのでレース以外でも楽しめそうです。子供が遊べるスペースもたくさん用意されているので、家族でお出かけできそうです。

平塚競輪場のグルメ

平塚競輪場はグルメにも期待できる競輪場です。ラーメンやカツ丼、餃子や煮込み、湘南ならではのシラス丼なども食べられます。丼ものでワンコインちょっとというお安さはやはり競輪場ならでは。

駅弁などを売っている売店もあり、鯛めし(850円)などが売っています。そして、インフォメーションのお姉さんおすすめの餃子丼とチャーシュー丼は600円でボリューム満点!お店の方の優しさで器パンパンに入っています。食のラインナップにも地元のカラーをしっかりと感じることができる平塚競輪場。屋台感覚で遊びに行くだけでも十分に楽しむことができます。

まとめ

平塚競輪場の特徴と代表的なレース、施設情報とグルメを紹介しましたが、いかがでしたか?

平塚競輪場で予想をする際には差しの選手を中心としてライン選びと選手の実力で判断することが大切です。逃げの数値は圧倒的に少ないので、車券に絡んでくることはあまりないと考えられます。

あまり特徴のないバンクですが、風が強めの日は風向きを考慮して車券を組み立ていくことをおすすめします!

ぜひ今回紹介した特徴などを視野に入れて、予想をする際に役立ててみてください!